配管設備の耐圧試験に欠かせないテストポンプ

水道の収録用語:テストポンプ

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テストポンプ
液体やガスを特定の圧力で送液するための装置です。主な用途は、配管、タンク、バルブ、圧力容器などの圧力試験や漏れ検出、圧力試験など、さまざまな工業プロセスや設備の保守、検査、修理作業で使用されます。テストポンプは、次のような基本的な機能と特徴を持っています。
●ポンプ機構
テストポンプには、液体を送液するためのポンプ機構が備わっています。これにより所定の圧力まで液体を送り出すことができます。一般的に手動で操作するハンドルやレバーが取り付けられており、作業者がポンプを操作して必要な圧力を生成します。
●ゲージ
テストポンプには、操作中に生成された圧力を計測するためのゲージが取り付けられています。これにより作業者は所定の圧力に到達したかどうかを確認できます。
●圧力調整
テストポンプは通常、操作者が所定の圧力を設定および調整できるように設計されています。これにより異なるテストやアプリケーションに合わせて圧力を調整できます。
●安全機能
圧力過多を防ぐために、多くのテストポンプには安全弁が組み込まれています。これにより圧力が安全限界を超えた場合に自動的に圧力を解放することができます。

テストポンプは、設備の信頼性を確認し、漏れを検出し設備の整備を行うために非常に重要なツールです。特定の業界やアプリケーションに適したタイプのテストポンプを選択することが正確な結果を得るために重要です。

漏水時につかうテストポンプについて
テストポンプは、給水・排水設備の漏水検査や耐圧試験に使用される装置であり主に配管工事や設備点検の際に水圧を加えて配管の健全性を確認するために用いられる。手動式と電動式があり、手動式はコンパクトで持ち運びしやすく小規模な試験や現場での簡易チェックに適している一方、電動式は大規模な試験や高圧が必要な場合に活用される。使用方法としては、まずテストポンプを配管に接続し、一定の水圧を加えて圧力計で測定しながら時間経過による圧力低下を観察し異常があれば漏水箇所を特定する。水圧試験の基準値は用途や配管材によって異なり建築基準や設備仕様に基づいて設定されるため事前に適切な圧力を確認することが重要である。特に新設や修理後の配管では、漏水による事故や損害を防ぐためにテストポンプを用いた水圧試験が不可欠であり定期的な点検にも活用される。